奈良紀行
旅をして心やすらげる場所がどこといったら、自分にとっては奈良がいちばんのように思う。2008年から2019年までで13回ほど行っている。
最初の奈良行きは多くの人がそうであろう中、高校の「修学旅行」。2度目以降は、そんな義務的な団体旅でなく自身の意思がはたらいての奈良行きであった。入江泰吉という写真家の仏像写真・奈良の風景写真を見たことが大きい。こんな場所・こんな仏像を自分の目で見たい-この思いが今に続いている。一入江泰吉さんの旧宅(現在・記念資料館として公開されている)に入ったときは、生前のお姿が偲ばれて深い感動をおぼえた。奈良の写真を撮りたいと思ったのは、氏の仏像写真(広目天立像・阿修羅像)や大和路の風景写真に深く惹かれたことが大きい。 鈴木慶治
入江泰吉・1905-1992
奈良県庁東側・附近 2009.3.6
亀井勝一郎・著 「大和古寺風物誌」 昭和28年4月5日 発行/平成18年10月25日・79刷
「旅に出ると、自分や周囲のものの生命が平生にまして不安に感じられるる。旅の前には様々の計画をたてるが、いざ大和へ行って古仏に接すると、美術の対象として詳らかに観察しようという慾など消えてしまって、ただ黙ってその前に礼拝してしまう。拝んで一瞬すべてを忘却出来れば、それでいいではないか-私はそう思うことが多い。そうしている間だけ生の漠然たる不安から逃れられるような気がするのだ。」
二月堂 回廊
二月堂-お水取り 2008.3.11
法隆寺
東大寺
雪ふる東大寺
吽行像
阿行像
唐招提寺
薬師寺
うきみ堂
春日大社
白毫寺 2008.3.12
信貴山朝護孫寺 2017.11.20
飛鳥寺 2017.11.21 飛鳥大仏・撮影許可
蘇我馬子・首塚
奈良の別の画像は近畿のペ-ジにも掲載。